追補  

豊原国周論考 初期の画業と評価 のなかで議論されていない項目、検討途中の項目を記載する。まとまったら、改定することになる。

1) 1867年4月~10月 パリ万国博覧会

加藤好夫氏のHP 浮世絵文献史料館の記載にもある様に、国周は絵を出品したことは分かっているが、どんな絵を出したのかその詳細は分からない。出品目録として、「明治期万国博覧会美術品出典目録 中央公論美術出版」が国会図書館(請求記号K3-G53)にあるが、そこには次のような記載があるだけで国周がどんな作品を出したのか不明だった。本件は、本文では割愛した。

北斎漫画 14冊   北斎画譜 3冊    浮世画譜 3冊    万職図考 5冊    北斎画本 1冊   万象写真図絵 3冊    花鳥山水 5冊    為斉画式 2冊

この目録を見ると、本研究の範疇を超えるが、色々疑問が湧いてくる。